西国第二十五番札所　御嶽山　清水寺 （みたけさん　きよみずでら）　播州清水寺（別称） 　　　　　　　　　本　 尊 ： 座像十一面千手観世音菩薩 　　　　　　　　　真　 言 ： おん　ばさら　だるま　きり（く）　そわか 　　　　　　　　　秘　 仏 ： 　　　　　　　　　開 　基 ： 法道仙人 　　　　　　　　　開　 創 ： ６２７（推古天皇３５）年 　　　　　　　　　宗　 派 ： 天台宗 　　　　　　　　　御詠歌 ： 「あはれみや　普き門の　品々に　なにをかなみの　ここに清水」

納経帳　　　カラー御影 .	「仁王門」 　 金剛力士像は岡倉天心に従事した奈良の仏師菅原大三郎氏作 .	「水露甘心洗」　 .	「鐘楼」　（開運の鐘） 　意匠は故武田博士。銘は吉田天台座主。　　　　　　　　　　　 .

「薬師堂」 　創建は清盛の義母 『池の禅尼』 東京芸大 藪内佐斗司作「十二神将」を安置 .	「大講堂」 　西国二十五番の札堂で、聖武天皇の勅願所 .	「根本中堂」 　本尊十一面観音は開山法道仙人作で、推古天皇勅願所 .	「滾浄水」 　おかげの井戸。開山法道仙人が水神に祈って湧水した霊泉 .

■　略縁起・歴史・由来

　　聖武帝勅願所　　大講堂　(座像十一面千手観世音菩薩)　･　推古帝勅願所　　根本中堂(十一面観世音菩薩) 奉安
　　御開山法道仙人は印度の僧で、今より1800年前、人皇十二代景行天皇が治められていた時に中国、朝鮮を経て御嶽山に住まわれ鎮護国家豊作を祈願されました。
　　推古35年（627年）推古天皇勅願により、根本中堂が建立され、仙人一刀三礼（いっとうさんらい：仏像を刻むのに一刀を入れる毎に三度礼拝する）の秘仏十一面観音、脇士毘沙門天王、吉祥天女の聖像が安置されました。
　　もともとこの地は水に乏しく、仙人、水神に祈ったところ、霊泉が湧水しその事に感謝して「清水寺（きよみずでら）」と名付けられました。
　　神亀2年（725年）聖武天皇は行基菩薩に勅願して大講堂を建立、永く経典の講義をする道場として、法灯を国中に輝かされました。
　　花山法皇西国御巡拝の時、ここを訪ねられ御詠されて以来、西国二十五番の札堂と称するようになりました。




　　この播州・清水寺は、京都の清水寺と坂東三十三所・三十二番札所の清水寺と合わせて日本三清水寺と言われています。

西国三十三所観音霊場 一覧 　

第二十四番札所　紫雲山　中山寺 　 　 第二十六番札所　法華山　一乗寺