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      西国第三十二番札所 繖山 観音正寺 (きぬがさざん かんのんしょうじ) 


         本  尊 : 千手千眼観世音菩薩          真  言 : おん ばざら たらま きりく
         秘  仏 :
         開  基 : 聖徳太子          開  創 : 605年(推古天皇13年)
         宗  派 : 天台宗(単立寺院)
         御詠歌 : 「あなとうと 導きたまえ観音寺 遠き国より 運ぶ歩みを」




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納経帳   カラー御影
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一対の「仁王像」が置かれているので山門の意味でしょうか。    
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境内の途中に 「観音水」 がある。 水は命 慈悲の霊水
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仁王像のある広場に 「鐘楼」 とトイレが並ぶ・・・ 不思議。                         
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「本堂」 は2004年3月に再建され、同年5月22日に落慶された。                     
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「護魔堂」 不動三尊と修験道の開祖役の行者が祀られている。
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「太子堂」 聖徳太子とおみくじを作った僧の元三大師が祀られている。       
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「魚濫観音」 観音経の信者に嫁いだ魚商の美女が観音の化身だった・・ 
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■ 略縁起・歴史・由来

 聖徳太子が琵琶湖のほとりで人魚に呼び止められた。人魚は『私の前世は漁師で、殺生を重ねてきたので、こんな姿にされてしまい、今では魚たちに苦しめられています。どうか成仏させて下さい』といって頼んだという。
 太子はこの願いを聞き入れ、千手観音像を刻み、推古13年(605年)に堂を建立し、観音像を祀ったのが寺の創始とされている。

 「寺伝」 によると、聖徳太子がこの地に来臨された折節、紫雲たなびくこのお山をご覧になって「これぞ霊山なり」とおぼしめし、太子自らが千手観音の像を刻み、堂塔を建立されたのが、当寺の縁起である。・・となっている。

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■ 境内模様・見所

 日本のほぼ中央に位置する日本の「臍(へそ)」ともいうべき要衝にある標高432.9メートルの繖山(きぬがさやま)。 貴人にさしかざす衣蓋(きぬがさ)のようにふんわりとした美しい山容から名付けられた。別名観音寺山。

 彦根城の総欅造りの欅御殿(けやきごてん)を移築して本堂にするも、平成5年(1993)5月22日に本堂・本尊ともに焼失。それまでは、人魚のミイラ(寺宝)が本堂裏堂で一般に公開され、TVなどでも紹介されていた。
 再建された本堂の総白檀(原木23トン)を使用した丈六(4.8m)の御本尊、千手千眼観世音菩薩大仏は見るものを圧倒する。白檀は輸出が禁止されているそうですが、インド政府の特別のはからいがあった。
 本堂へ向って右側に庫裏(書院、事務所)のほか、不動院、供養堂、太子堂、護摩堂等が並んでいる。 古来、万事吉祥の縁結びの祈祷道場として老若男女の尊崇を集め、四季を通じての景勝の名刹でる。


境内   



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